職業訓練受講給付金(月額10万円)は、障害者年金を受給している場合にも支給される可能性がありますが、詳細は以下のポイントを確認する必要があります。 職業訓練受講給付金の概要 職業訓練受講給付金は、雇用保険の対象外である求職者に対する支援制度で、ハローワークの指示で職業訓練を受講する人に支給されます。…
ハローワークの職業訓練でパソコンスキルを習得!就職を有利に
現代社会において、パソコンスキルは就職活動においてほぼ必須のスキルと言えるでしょう。ハローワークでは、求職者の方々を対象に、就職に役立つパソコンスキルを無料で習得できる様々な職業訓練コースを提供しています(テキスト代等の実費負担はあります)。これらのコースは、スキルアップを通じて就職を成功させたいすべての方にとって、非常に有益な機会となります。
ハローワークの職業訓練の種類
ハローワークが提供する職業訓練は、大きく分けて2種類あります。
公共職業訓練(離職者訓練)
主に雇用保険を受給している求職者の方が対象です。雇用保険を受給しながら受講できる場合があり、給付金を受けながらスキルアップを目指せます。
求職者支援訓練
主に雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む)を対象としています。一定の要件を満たせば、職業訓練受講給付金を受給できる場合があります。
どちらの訓練も、受講料は原則無料です。
パソコン関連の訓練コースで学べる内容の例
ハローワークのパソコン関連の訓練コースは多岐に渡ります。以下は代表的な例です。
- パソコン基礎科: Windowsの基本操作、ファイル管理、インターネット・メールの使い方など、パソコンの基本操作を網羅的に学びます。パソコン初心者の方におすすめです。
- ビジネスパソコン科: Word、Excel、PowerPointなどのオフィスソフトの使い方を中心に学びます。ビジネス文書作成、表計算、プレゼンテーション資料作成など、オフィスワークで必要なスキルを習得できます。
- Webデザイン科: HTML、CSS、JavaScriptなどのWebサイト作成に必要な技術を学びます。WebデザイナーやWebコーダーを目指す方におすすめです。
- プログラミング科: Java、Pythonなどのプログラミング言語を学びます。プログラマーやシステムエンジニアを目指す方におすすめです。
- CAD科: CAD(Computer Aided Design)ソフトの使い方を学びます。設計や製図などの分野で活躍したい方におすすめです。
コースによって期間やカリキュラムは異なります。自分のレベルや目標に合わせてコースを選ぶことが大切です。
ハローワークの職業訓練(パソコン関連)を受講するメリット
受講料が原則無料
経済的な負担を気にせずにスキルアップできます。テキスト代などの実費負担がある場合があります。
就職支援と連携
訓練修了後の就職相談や求人情報の提供など、就職支援と連携した体制が整っています。訓練で習得したスキルを活かせる仕事を見つけるためのサポートを受けられます。
実践的なスキルが習得できる
就職活動や仕事で実際に役立つスキルを重点的に学ぶことができます。即戦力として活躍するための基礎を築けます。
同じ目標を持つ仲間と出会える
同じように就職を目指す仲間と切磋琢磨しながら学習できます。情報交換や就職活動に関する相談などを通して、互いに支え合う関係を築くこともできます。
キャリアカウンセラーによる相談
訓練によっては、キャリアカウンセラーによる個別相談が受けられる場合があります。自分の適性やキャリアプランについて相談することで、より適切な就職活動を進めることができます。
受講までの流れ
- ハローワークへ相談: 最寄りのハローワークに行き、職業訓練について相談します。どのコースが自分に合っているのか、受講資格はあるのかなど、詳しく説明を受けましょう。
- 訓練コースの選択: ハローワークの担当者と相談しながら、自分のレベルや希望に合ったコースを選びます。
- 申し込み: 受講したいコースが決まったら、ハローワークで申し込みの手続きを行います。
- 選考(必要な場合): コースによっては選考(面接や筆記試験など)が行われる場合があります。
- 訓練受講: 訓練期間中は、真面目に授業に参加し、スキル習得に励みます。
ハローワークの職業訓練を探す方法
- ハローワークインターネットサービス 訓練検索・一覧: ハローワークのウェブサイトで、地域や訓練内容などでコースを検索できます。
ハローワークインターネットサービス 訓練検索・一覧 - 最寄りのハローワークの窓口: 直接ハローワークの窓口で相談することもできます。
注意点
- コースの開催時期や内容は地域によって異なります。
- 受講には一定の要件を満たす必要があります。
- テキスト代などの実費負担があります。
ハロートレーニングで就職力UP!給付金をもらってスキルアップ
再就職、転職、スキルアップを目指す皆さまへ
求職者支援制度とは?
求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが、給付金を受給しながら訓練を受講できます。給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講できます。
制度活用の主な要件
訓練受講の要件
- ハローワークに求職の申込みをしていること
- 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
- 労働の意思と能力があること
- 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
主な対象者の方
- 給付金を受けて訓練を受講する方
- 離職者の方(雇用保険の適用がなかった離職者、フリーランス・自営業を廃業した方、雇用保険の受給が終了した方など)
- 在職者の方(一定額以下の収入のパートタイムで働きながら、正社員への転職を目指す方など)
- 給付金を受けずに訓練を受講する方(無料の訓練のみ受講する方)
- 離職者の方(親や配偶者と同居していて一定の世帯収入がある方など、学卒未就職の方など)
- 在職者の方(働いていて一定の収入のある方など、フリーランスで働きながら、正社員への転職を目指す方など)
給付金の支給要件
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日全てに出席する(やむを得ない理由により欠席し、証明できる場合も8割以上出席)
- 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
- 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
給付金の支給額
- 職業訓練受講手当: 月10万円
- 通所手当: 訓練施設へ通所する場合の定期乗車券などの額(月上限42,500円)
- 寄宿手当: 月10,700円(訓練施設へ通所するために同居の配偶者、子および父母と別居して寄宿する場合)
求職者支援資金融資
職業訓練受講手当を受給しても、訓練期間中の生活費が不足する場合に、資金を融資する制度「求職者支援資金融資」を設けています。貸付額は、単身者月額5万円、扶養家族を有する者月額10万円×給付金の受講予定訓練月数、利率は2%(うち信用保証料0.5%)、担保・保証人は不要です。
制度概要
主な訓練コース(求職者支援訓練)
- 基礎: ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など
- IT: WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科など
- 営業・販売・事務: OA経理事務科、営業販売科など
- 医療事務: 医療・介護事務科、調剤事務科など
- 介護福祉: 介護職員初任者研修科、介護職員実務者研修科など
- デザイン: 広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など
- その他: 3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など
訓練期間は2か月から6か月です。上記のほか、訓練期間がより長い公共職業訓練(最長2年)なども受講できます。託児サービスを利用できる訓練コースもあります。デジタル分野の訓練コースについて、定員増に向けた取り組みを進めています。
訓練コース検索
全国の訓練コースを、都道府県、分野、募集期間、訓練期間ごとに検索できます。
訓練受講者の方の声
- オフィス・Excel実践科
- 介護福祉人材育成早期就職科
- 広告制作・デザイン科
- 初心者からOK Webデザイナー等養成科
まとめ
ハローワークの職業訓練は、就職を目指す方にとって非常に有効な手段です。特にパソコンスキルは現代社会において必須のスキルと言えるため、積極的に活用することをおすすめします。スキルアップを通じて、就職活動を有利に進め、理想の就職を実現しましょう。