コンビニ店長の年収っていくらくらい?
大手チェーンのセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンを例に、直営店店長(本部社員)とフランチャイズオーナーの収入を比較してみました。
安定した給与か、経営次第の高収入か——あなたの選択肢を広げるデータをお届けします。
主要コンビニ店長の年収比較表
セブン-イレブン
- 直営店店長(従業員):約400万円(目安レンジ:300万~500万円)
[出典: CAREERGARDEN.JP / JOB-ZUKAN.JP] - フランチャイズオーナー:約800万円(目安レンジ:300万~1,000万円超)
[出典: FC-HIKAKU.NET / BGENT.NET]
ファミリーマート
- 直営店店長(従業員):約350万円(目安レンジ:300万~450万円)
[出典: CAREERGARDEN.JP] - フランチャイズオーナー:約640万円(目安レンジ:300万~1,000万円程度)
[出典: FC-HIKAKU.NET]
ローソン
- 直営店店長(従業員):約330万円(目安レンジ:300万~450万円)
[出典: CAREERGARDEN.JP] - フランチャイズオーナー:約626万円(目安レンジ:300万~1,000万円程度)
[出典: FC-HIKAKU.NET]
※ 数値は出典に基づく目安です。店舗や条件により異なります。
直営店店長(本部社員)の年収事情
コンビニ本部に雇用される直営店店長の年収は、300万~500万円がボリュームゾーンです。
[出典: CAREERGARDEN.JP]
また、厚生労働省の統計では平均年収は約361万円(平均年齢41.9歳)、45~49歳のベテラン層は約410万円とピークを迎えます。
[出典: HATARACTIVE.JP]
大手チェーンの違い
- セブン-イレブン:初任給が月約30万円と高め。地域手当もあり、都市部では全国平均より約40万円アップ。
[出典: JOB-ZUKAN.JP] - ファミリーマート・ローソン:初任給は月21~23万円程度で、年収はセブンよりやや低め。
[出典: JOB-ZUKAN.JP]
収入は基本給+残業代+各種手当(深夜・地域・役職)+賞与で構成され、業績好調な店舗ではインセンティブが加わり年収が上乗せされることもあります。
[出典: JOBOON.JP]
ただし、深夜勤務や残業の多寡で変動が大きく、労働時間の長さから「報われにくい」との声も聞かれます。
[出典: TOYOKEIZAI.NET]
「雇われ店長」との違い
フランチャイズオーナーに雇われた「雇われ店長」の場合、ボーナスがなく月給24万円程度で年収300万円台に留まるケースもあります。
[出典: TOYOKEIZAI.NET]
また、勤続10年でも昇給は月1万円程度と小幅で、本部管理職(例:ローソン本社平均682万円)への昇進がない限り大きな年収アップは期待しにくいです。
[出典: TOYOKEIZAI.NET]
フランチャイズオーナーの年収事情
フランチャイズオーナーの年収は店舗の売上と経費次第で大きく変動し、単店での平均は600万~700万円程度です。
[出典: ENTRENET.JP]
※ 夫婦経営の場合はこの額が合算されます。
大手3社の比較
- セブン-イレブン:平均約804万円と突出。
本部が光熱費80%や廃棄原価15%を負担する支援が強み。
[出典: FC-HIKAKU.NET] - ファミリーマート:平均約641万円。
[出典: FC-HIKAKU.NET] - ローソン:平均約626万円。
[出典: FC-HIKAKU.NET]
地域と立地の影響
都市部は売上が多いものの人件費や家賃が高く、地方は売上が控えめでもコストが抑えられます。
[出典: ENTRENET.JP]
利益は立地と経営努力次第で、年300万円前後に落ち込む例もあれば、好立地で年商数億円なら1,000万~2,000万円超も可能。
[出典: FC-MADO.COM]
また、複数店舗運営で収入がアップする例もあり、
- 2店舗で1,000万~1,500万円
- 3店舗以上で2,000万円超のオーナーも存在(管理負担が増すため信頼できる店長の配置が鍵)
[出典: FC-MADO.COM]
リスクとリターン
最低保証制度はあるものの、開業直後や低売上の場合、利益が伸び悩むリスクも存在します。
逆に、上位店舗では日販が跳ね上がり、年収1,000万円超が現実的になる場合もあります。
[出典: FC-MADO.COM]
経営手腕次第で高収入を狙えるのが魅力です。
[出典: BGENT.NET]
年収の構成をチェック
- 直営店店長:固定給+残業・深夜手当。残業が多いほど上振れ。
- オーナー:売上総利益から(ロイヤリティ+人件費+光熱費+廃棄損)を差し引いたもの。
コンビニ全体の平均では、年商2.1億円、総利益3,000万円からオーナー利益は約700万円程度。
※ ロイヤリティ率は契約により異なり、売上が増えるほど取り分比率が下がる点に注意
[出典: FC-HIKAKU.NET / ENTRENET.JP]
結論:安定か挑戦か、あなたはどっち?
直営店店長は安定収入が魅力ですが、労働時間の長さや昇給幅に限界があります。
対して、フランチャイズオーナーはリスクを伴うものの、平均年収は高く、成功すれば大きなリターンが期待できます。
コンビニ店長の年収は、あなたの働き方次第で大きく変わる——さて、どちらを選びますか?